「自分はS(サディスト)?それともM(マゾヒスト)?」——誰もが一度は考えたことのあるこの疑問。この記事では、SMの傾向に関する調査データや、性別・年齢別の傾向、自分や他人に求める性癖の割合などをわかりやすく解説します。
目次
SMとは?
SMとは、S(サディスト)とM(マゾヒスト)の略であり、性的嗜好や性格傾向を分類する言葉の一つです。
一般的に、
S(サディスト)とは「相手を支配したり、いじめたりすることで快感を得る人」、
M(マゾヒスト)とは「自分が支配されたり、いじめられることで快感を得る人」を指します。
ただし、SMは性的な意味だけではなく、日常の人間関係や恋愛傾向、性格表現としても使われることがあり、
「主導権を握るのが好きな人=Sっぽい」「人に尽くすのが好き=M気質」など、
あくまで広義の性格分類としてライトに捉える人も多くなっています。
自分がSかMか、どちらが多い?
実際に、自分がSかMかを自覚している人はどのくらいいるのでしょうか?
とある恋愛アプリが全国の20〜40代のユーザーを対象に行ったアンケート調査では、
SM傾向に関する以下のような結果が得られました。
- S傾向:42.1%
- M傾向:37.8%
- どちらでもない・わからない:20.1%
この結果から読み取れるのは、「自分はSだ」と認識している人の方がやや多いという点です。
しかしながら、これはあくまで自己申告ベースであるため、実際の行動や性格特性と必ずしも一致するとは限りません。
また、日常ではM気質でも恋愛ではS傾向が出る、というように場面によって変わるケースも多く、
一概に分類できない柔軟な傾向も多く見られます。
近年では、自分の性格や性癖に対して「無理にどちらかに決める必要はない」という考え方も広がっており、
「ノンポジション」や「スイッチ(SとMの両方)」といった中間的なポジションを認識する人も増えています。
性別別のSM割合
SM(サディスト・マゾヒスト)の傾向には、性別による明確な違いも見られます。
以下では、実際のアンケートデータをもとに、男女ごとのS・M傾向の割合を詳しく見ていきましょう。
男性の傾向
| 傾向 | 割合 |
|---|---|
| S傾向 | 48.7% |
| M傾向 | 34.5% |
| どちらでもない・わからない | 16.8% |
男性の場合、およそ半数がS傾向であると答えており、「リードしたい」「主導権を握りたい」といった心理傾向が見受けられます。
しかしM傾向の男性も約3割と多く、受け身の関係性を好む層も確実に存在しています。
女性の傾向
| 傾向 | 割合 |
|---|---|
| S傾向 | 35.2% |
| M傾向 | 43.9% |
| どちらでもない・わからない | 20.9% |
一方で女性は、M傾向が約44%と最多であり、「リードされたい」「受け身でいたい」といった願望を持つ人が多いことがわかります。
ただし、S傾向の女性も35%以上存在し、自立心が強く自分のペースで関係を築きたいと感じる女性も少なくありません。
このように、男性にはS傾向が多く、女性にはM傾向が多いという傾向は見られますが、
これは社会的な性役割や恋愛観、文化的背景に由来する可能性が高く、
あくまで統計的傾向であって個人の特性を決めつけるものではありません。
年齢別のSM傾向
SM傾向は年齢によっても変化が見られます。一般的に若い世代ではM傾向が強く、年齢が上がるにつれてS傾向が強くなるという傾向が見られます。
以下は、10代から50代以上までの年齢帯ごとに集計されたS傾向・M傾向・どちらでもない人の割合を示したデータです。
| 年齢層 | S傾向 | M傾向 | どちらでもない |
|---|---|---|---|
| 10代 | 30% | 50% | 20% |
| 20代 | 40% | 45% | 15% |
| 30代 | 45% | 40% | 15% |
| 40代 | 50% | 35% | 15% |
| 50代以上 | 48% | 32% | 20% |
表を見て分かるように、10代や20代ではM傾向の人が多く、
「受け身でありたい」「甘えたい」という気持ちを持つ人が多いことがうかがえます。
一方で、30代以降になるとS傾向が徐々に増加し、
40代ではS傾向が50%と最も高くなります。これは、年齢とともに自立心や主導性が育ち、
恋愛や人間関係において自分の意見を持ち、リードしたいと感じる人が増えるためと考えられます。
50代以上では再び「どちらでもない・曖昧」とする人の割合が増え、
SMという概念そのものにこだわらず、柔軟な関係性を求める傾向が見られます。
このように、SM傾向は年齢と共に変化する心理傾向の一部ともいえ、
時代背景や恋愛観の成熟度にも影響されるテーマです。
相手に求めるSM傾向は?
自分がどのようなSM傾向を持っているかだけでなく、相手にどのような性格や態度を求めるかも、人によって大きく異なります。
たとえば「自分はMだけど、相手にもMを求める」というように、必ずしも反対の傾向を求めるとは限りません。
以下は、全国の恋愛・性癖に関するアンケートで明らかになった「相手に求めるSM傾向」の全体的な割合です。
| 相手に求める傾向 | 全体の割合 |
|---|---|
| S傾向の相手 | 53.4% |
| M傾向の相手 | 28.7% |
| どちらでもよい | 17.9% |
この結果から、約半数以上の人が「相手にはSであってほしい」と考えていることがわかります。
一方で、Mな相手を求める人も約3割近く存在し、嗜好の多様性が反映されたデータと言えます。
男女別に見る相手に求めるSM傾向
男性が求める傾向
| 求める相手の傾向 | 男性の割合 |
|---|---|
| M傾向の相手 | 45.3% |
| S傾向の相手 | 30.1% |
| どちらでもよい | 24.6% |
男性の場合、Mな相手を求める傾向が最も高く(45.3%)、
自分がリードする関係性を望む人が多いことがうかがえます。
ただし、「Sな相手」を望む人も一定数存在しており、支配されたい願望や甘えたい心理を持つ男性も少なくありません。
女性が求める傾向
| 求める相手の傾向 | 女性の割合 |
|---|---|
| S傾向の相手 | 65.2% |
| M傾向の相手 | 15.3% |
| どちらでもよい | 19.5% |
女性は、圧倒的に「Sな男性」を好む傾向が強く(65.2%)、リードされたい、守られたい、頼りたいといった心理が反映されていると考えられます。
一方で、Mな相手を求める女性も一定数存在し、自分が主導権を握ることで安心感を得る人もいます。
このように、相手に求めるSM傾向は自分の性格や過去の恋愛経験、相手との関係性の中で柔軟に変化することが多く、
必ずしも「SとMでバランスを取るべき」といった考えに縛られる必要はありません。
SM傾向と恋愛・性格の関係
S(サディスト)やM(マゾヒスト)という傾向は、単に性的嗜好だけでなく、恋愛スタイルや日常の性格特性にも大きく関係しています。
人は無意識のうちに、自分の傾向に合った行動をとったり、相手を選んだりする傾向があるのです。
S傾向の人の特徴
- 主導権を握りたい:恋愛や人間関係において、自分のペースで進めたい意識が強い。
- 積極的:好きになった相手には自分からアプローチする行動派。
- 計画的:感情よりも論理を重視し、しっかりと戦略を練るタイプ。
- 支配欲が強め:相手を導いたり、コントロールしたいという心理が根底にある。
M傾向の人の特徴
- 相手に合わせる:協調性があり、相手の意見や希望に寄り添うのが得意。
- 受け身:恋愛では自分から動くよりも、相手からのアプローチを待つ傾向がある。
- 感受性が豊か:他人の感情に敏感で、空気を読むのが上手。
- 甘えたい欲が強め:誰かに守られたい、愛されたいという欲求が内にある。
これらの特徴はあくまで一般的な傾向であり、すべての人に当てはまるわけではありません。
たとえば、普段はM気質でも恋愛になるとリードしたくなる「恋愛Sタイプ」の人もいれば、職場ではS的でも家庭ではMになるという人もいます。
このように、SM傾向は状況や相手によって柔軟に変化するものであり、
固定的に分類するのではなく「自分はどんな時にどう振る舞いやすいか」を理解することが、人間関係をより良くするヒントになります。
よくある質問(FAQ)
Q1. 自分がSかMか確かめる方法は?
A. 自分の傾向を知るためには、簡単なSM診断テストを受けるのが有効です。
また、恋愛におけるシチュエーションでどんな場面にワクワクするか、たとえば「主導権を握るのが好きか」「甘えるのが好きか」などを
自己分析することで、自分の内面に気づくヒントになります。
Q2. SとMは相性がいいの?
A. 一般的には、SとMは相補関係であり、バランスが取りやすいとされています。
しかし、相性の良さは性癖だけでなく、価値観や信頼関係、対話の質によって大きく左右されます。
SMという枠にとらわれず、お互いを思いやる関係性こそが最も重要です。
Q3. どちらも当てはまらない場合は?
A. 無理にSかMかを決める必要はありません。最近では、どちらにも偏らない
「ノンポジション(中間タイプ)」と呼ばれる人も増えており、自分のペースや気分によって柔軟に変化する傾向を持つ方も多いです。
重要なのは、自分を知ることに対して前向きであることです。
まとめ|自分の傾向を知ることが第一歩
自分がSなのかMなのか、またはそのどちらでもないのかを知ることは、恋愛や人間関係をよりスムーズにする手がかりになります。
性別や年齢によって傾向にはある程度の違いが見られますが、もっとも大切なのは
「自分らしさを受け入れること」と「相手への思いやり」です。
SMという枠に縛られるのではなく、それを一つの「自己理解のツール」として活用しながら、
自分に合った心地よい関係性を築いていくことが、幸せなパートナーシップの第一歩となるでしょう。